40代女性 バドミントンで肩の痛み(激痛)

この方のお悩みと経過

1年ほど前バドミントンでスマッシュを何度もやったことがきっかけで、肩より上でシャトルを打つ動作をしただけで肩に痛みが生じるようになった。スポーツ整形外科に通ったり、リハビリを行ったり、半年間も安静にしたが、あまり改善されていないため、TRINITYカイロプラクティックへ来院。
 

来院時の症状

・腕を横から挙げる動作で肩に痛み
・軽く素振りの動作を行うだけで肩に痛み
・身体より前側で素振りする分には痛みは出ない。

施術後の経過

1回目の施術で腕を挙げる動作での痛みは消失。軽い素振りでは痛みは出なくなった。思いっきり素振りをすると痛みが走る。
2回目の施術後、バドミントンをやってみたところ、やっている最中は痛みをほとんど感じなかったが、終わった後、痛みが強くなってきた。
継続して施術して、計5回(週1回)の施術で思いっきりスマッシュを打っても痛みが出ない状態にまで回復した。

この方の声

バドミントンを中学時代に部活動で3年やり、10年以上のブランクを経て地域の社会人クラブで約9年続けてきました。
肩を壊す直前の約3年間は、バドミントン漬けといえるかもしれないくらいで、平日は週に2回(夜)、週末は土曜(夜)、日曜は昼から夕方まで、といったかんじでした。
日曜は朝から夕方までクラブを梯子することもありました。

右肩前面が痛くなったきっかけは、1年ほど前あるクラブでどうしてもやっつけたいおじさんがいたので、(馬鹿なことに)スマッシュを力いっぱい普段よりも多く短時間に連打したことだと思います。

その後肩がおかしいな、と思いつつもクラブに行っていたのですが、打つときの痛みが段々激しくなり、近所の整形外科を受けるに至りました。
2枚レントゲン写真を撮り、湿布を処方され「そのうちよくなる」ということでしたが、一向によくならずもっと大きな病院のスポーツ整形外科を受けました。4枚レントゲン写真を撮り、肩の関節を覆う袋が炎症を起こしている、ということでした。

その頃の肩の症状は、日常生活には支障がないものの、重い物を持ったり、バスや電車の吊り革につかまっていて急ブレーキがかかった際の体重を支えたり、右肩を下にして寝ると痛い状態でした。

その2ヵ月後からはバドミントンは一切やらず、約2週間に1度リハビリに通い、マッサージを受け、新しいストレッチや体操を教わりました。肩周辺のインナーマッスルを鍛えるための輪ゴムを繋げたものを使った運動や、肩甲骨周りをほぐすための運動、肩にかかる負担を少なくするため、シャトルを打つフォームである片足で立ったときのバランスを養うための体操などです。

初期の頃は首を回したり、頭を動かさず上半身だけをねじったり、と体をほぐす運動が主でした。
印象に残っていることは、脱力できることが重要であるけれども、意識的な脱力は自分にとってはかなり難しいということ、筋肉や筋(スジ)は症状の部位である肩周辺だけではなく、足や背中や体全体につながっているということが実感として分ったことです。太もも裏の筋肉をマッサージやストレッチで伸ばすと、肩の稼動域が広がるのです。

股関節が悪く歩けなかったり、肩がおかしかったという知人が注射をしたら一発でよくなったという話を聞いて、その旨先生に聞いてみたところ、注射はやってみないと効果が分からないと言われたので思いとどまりました。

肩がおかしくなった時期は、こんなにバドミントンばかりしていていいのだろうか、他にもっとやることがあるのではないかと疑問を持ち始めた時期と丁度一致し、また生来の怠け者で、家で1人で黙々と反復運動をするのに向いていないこともあり(だからジムで1人で行う筋力トレーニングよりは相手が伴い、それも一から始めるのは面倒なので他のスポーツより多少素養のあるバドミントンを選びました)、リハビリで教わった体操等を熱心にやったかというと、正直言ってそうではありませんでしたが、病院に行ってリハビリの先生に会うたび、「ちゃんとやろう」というモチベーションを保つのには役立っていました。

半年程前からは、様子見程度にバドミントンをしてよいということになり、主に前衛専門で週2回程度の練習に参加し始めました。
最初は前衛ができるだけでも嬉しかったのですが、段々前衛だけでは飽き足らなくなり、普通にプレイがしたくなってきました。その頃には症状は更に改善していましたが、肩より上でシャトルを打ったり、横でとったりすると痛い状態でした。

リハビリ体操をいくらしても直接の施術にはならない、直接の施術は時が経つこと、またはバドミントンをやらないことだろうか?と思ったりしながらリハビリに通っていたら、発症から一定期間(180日(?))を過ぎるとリハビリは健康保険の対象外となるということで再度スポーツ整形外科へ行くよう言われ、まだ良くなる見込みがあるということで、今後リハビリに通えるのは「1ヶ月に1回」があと3回と言われました。
その際初めて「インピンジメント症候群」という病名(?)を聞きました。もっと早く聞いていたらなあと後から思いましたが、自分から尋ねることをしなかったこちらも悪いでしょう。

全快していないしどうしようと思っていたところ、知人に鍼師を紹介されました。その知人は「○○さん(鍼師)がいなければ俺は今生きちゃいない!」とまで言ったので、それならと行ってみました。週1回3回通いましたが、可動域が少し広まったぐらいで劇的な効果はなく、鍼師の方も「慢性化しているからなかなか難しい、また調子が悪くなったら来てください」と言われ、今度こそ本当に途方にくれました。

この上は注射をしてみるしかないのかなと考えつつ、遅まきながらネットで「インピンジメント症候群」とはどういう症状か調べていたところ、カイロプラクティック整体院のHPがヒットしました。
数年前に顎関節症を1回の施術でよくしてもらったことがあり、カイロプラクティックの効果は知っていましたが、それまでは自分の症状と考え合わせることはなかったので目からウロコでした。カイロプラクティックは体や骨盤のゆがみを矯正するものというイメージが強かったからでしょうか。

行くなら職場に近い所をと思い、横浜近辺の施術院を探しました。いくつかヒットしましたが、最終的に「インピンジメント症候群」だった高校生ピッチャー君がよくなったという具体例に惹かれこちらに伺いました。

7回受けましたが、どんどん良くなっているという実感があります。初めて伺ったときには、電器をかけながら先生が腕をいろいろな方向に伸ばしたり、回したりしただけで、肩より上でシャトルを打つ動作をしたときの痛みが即無くなり、それまでには考えられないくらい腕がぐるぐる回せるようになったのには感激しました。

その後もだいたい週2回のペースでバドミントンをやっていますが、シャトルを打った後に多少の痛みが出て、練習終了後はいっとき腕が重いかんじになるものの、思い切り打っている瞬間の痛みはなくなりました。ただスマッシュを打つときは、ガットがシャトルをはじく衝撃が直接肩にくるような感覚がまだあります。

ここ1年は全く運動をしていなかったり、バドミントンを再開してからも以前より軽くプレイをしているので、フットワーク、体力もかなり落ちているため、余計肩に負担がくるようになっているということはあると思います。
怖いのは再発ですが、今までと同じフォームで続けていけば、再発する可能性は高いと思うので、フォームの矯正を心がけようと思っています。また、当たり前ですがストレッチだけではなくアップもしてから練習試合に参加したほうが肩の調子が良いので、練習試合開始ぎりぎりの時間にクラブに駆けつけがちですが、これからはアップもできるよう余裕を持って練習に行くようにしようと思います。

施術に伺うと、肩だけではなく偏頭痛や猫背になりにくい施術も同時にしていただき嬉しいかぎりです。
こちらの施術院に伺うようになってから、病院にリハビリに通っていた頃とは比べものにならないくらい劇的に良くなり、本当に良かったと思っています。
もっと早くカイロプラクティックにいきついていれば良かったと悔やまれます。

担当 コメント

肩を挙げていくと90度超えたくらいから肩に痛みが出始め、四十肩や五十肩のような肩関節周囲炎と呼ばれるような症状に近いような状態でした。
しかし、実際には大胸筋・上腕二頭筋の過緊張と三角筋の筋力低下により肩があがらない、力が入りにくい状態を作っていたようです。

カイロプラクティックというと背骨の矯正を行うところというイメージもありますが、肩や腕・股関節や膝といった関節症状も得意としています。
やっていたスポーツが出来なくなると辛いものです。諦める前に一度、カイロプラクティックを受けられてみてはいかがでしょう。

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