70代男性  山登りや下りの階段で膝が笑う

この方のお悩みと経過

町田市在住の70代男性が、階段の下りや坂道で左膝が笑う(ガクガクする)症状が続いてよくならないと訴え来院した。 4ヶ月ほど前から趣味で軽い山登りを始めたが、2ヶ月ほど前から階段の上り下りで左膝がガクガクするようになってしまった。 特に、下りでひどい。軽いウォーキング後も左膝のお皿の内側にチクチクする痛みが出て、押すと痛い。 2ヶ月もよくならないため、施術が必要と思い、TRINITYカイロプラクティックに来院した。

来院時の症状

・正座が痛くて出来ない(両膝)特に左側が痛い。
・左膝のお皿の内側を押すとチクチク痛い。
・歩くと、左下肢を引きずっているような歩き方になってしまう。
・坂道や階段を下ろうとすると左膝が「ガクガク」する。

施術後の経過

検査の結果、太ももの前側につく四頭筋が非常に柔軟性が低下しており、いつも硬い状態であるのがわかった。
特に、内側の四頭筋の緊張が強く、内ももの内転筋の過緊張もみつかった。
そのため、1回目の施術では、上記の筋群の緩和操作をメインに行った。
また、膝関節を構成する脛骨の内旋制限もみられたためその内旋制限を改善する関節操作も追加した。
さらに、四頭筋を緊張させている大腿神経の抑制操作も行っている。
検査では、正座をすると、臀部とかかとの間の隙間が約20cmあったが、施術後は5cmにまで縮まった。
2回目(1週間後)には、ウォーキング後には痛みが出なくなっていたため、次の段階の施術に進んだ。
この方の場合、膝の上下の大きな関節である股関節が外旋固定傾向であるのと、足関節が外反傾向であるため、膝関節が外側でロックしてしまうので、股関節と足関節の状態改善の施術を行った。
3回目の施術時には、ウォーキングも山登りも膝が笑わなくなったとのことであったので、
更に、左膝の皿の動きをスムーズにするために、とりまく筋膜の緊張をとり、バランスを整える操作を行った。
経過は良好で、現在は海外での山登りを目指している。左膝の状態を保てるようにメンテナンスを続けている。

担当 太田コメント

この方の場合、膝の上下の大きな関節である股関節が外旋固定傾向であるのと、足関節が外反傾向であるため、膝関節が外側でロックしてしまう傾向にありました。
そのため、内側の内転筋に力が入らなくなり、膝の力が抜けてしまう状態になったのだろうと考えられます。
また、年齢を重ねるほど、太ももの前側の筋肉や腱が硬くなる方も多く見られます。
その場合にも、膝のお皿がスムーズに動かなくなるため、曲げたり、曲げた状態で膝を固定することが出来なくなるのです。このように、筋肉の状態で、膝にも問題が生じてきます。
あきらめていた膝の問題も、 カイロプラクティックの施術で改善することがよくあります。なかなかよくならない膝の問題は、専門家である当院にぜひご相談下さい。

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