50代男性 肩甲骨周りから肘にかけての痛み

この方のお悩みと経過

鶴見区在住の50代男性が右の肩甲骨周りから肘にかけての痛みを訴えて来院。 ソファーのひじ掛けに頭を乗せて寝た後から発症した。 その後、仕事中やただ座っているだけでも張るような痛みが起こるようになった。 病院などには行っていなかったが、3週間経っても変化が見られなかったため知人の紹介でTRINITYカイロプラクティックに来院した。

来院時の症状

・痛みの場所は、右肩甲骨とその内側、脇から肘にかけて。
・頚椎可動域の検査で、症状の誘発や軽減は見られない。屈曲に関しては肩甲骨内側に張る感覚が出る。
・肩関節可動域の検査で、右肩甲上腕関節の屈曲・外転・外旋の動きで痛みが起こる。(特に外転時痛)
・背骨の柔軟性に関しては、胸椎で可動制限が見られる。
・棘下筋、小円筋、三頭筋に過剰な緊張と圧痛、棘下筋においては腕に向かう関連痛も起こる。

施術後の経過

初回の施術では、背骨の柔軟性を付ける、肩関節の動きに関わる筋肉と関節の調整で、右肩関節の可動域の検査で誘発されていた痛みや重さは消失。
1週間様子を見てもらったところ、1度だけ飛行機に乗ったときに肘まで重い痛みが起こった。
2回目の施術でも初回と同様に行い、さらに全身の調整を行っていった。
次の1週間は症状を感じることは無かった。
それ以降は、期間を広げ、全身の調整をメインに施術を行っている。

担当 コメント

腕に痛みや痺れを出す原因として、頚椎ヘルニアや変形性頚椎症など、首から腕に向かって出る神経が何らかの問題によって圧迫を受けて症状が出るものがあります。
この方の症状もそれを考慮し検査等をしていきましたが、頚椎からの問題より、肩甲骨周囲の筋肉の関連痛による問題と捉え施術を行っていきました。
発症は突然でしたが、慢性的な肩こりがあったことも今回の症状には関係していたと思います。
筋疲労などをそのままにしておくことで、筋線維に硬結が作られてしまうことがあります。
そこから関連痛という腕に痛みや痺れ感を出すものがあります。
コリ感なども、そのままにしておかず適切なケアが必要です。

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