この方のお悩みと経過
来院する5日前の夜、ソファで横になっていたら右の首に痛みが生じ始め、徐々に痛みが強くなってきた。安静にしていれば改善すると思っていたが、痛みは日に日に強くなり、右側の首だけでなく左側にも痛みが出始め、首を傾けたり回したりする事がほとんどできなくなってしまった。
来院時の症状
・座っているほうが楽で、首をまわせないので寝ている方が辛い。
・可動域は全方向で3~5度程度。左右傾けたり回したりすると首筋にズキンと痛みが走る。後ろに反らせるのも、前に倒すこともできない状態。
・首が右に傾いている。
施術後の経過
1回目の施術で左回旋50度、左側屈30度、右回旋10度、右側屈10度まで回復。痛みのレベルは40%軽減。首を支える事が出来なかったため、うつ伏せでの施術はできなかった。
2日後に2回目の施術を行った。痛みのレベルは5/10。うつ伏せでの施術ができるようになっていた。右に首を回したときの痛みが強く、可動域は30度程度であった。
さらに2日後に3回目の施術を行った。痛みのレベルは2/10。右に首を回したときの可動域は50度までいくようになっていたが、痛みはまだ残っている。日常生活では、首をしっかりと支えられるようになってきたので、下を向いて顔をしっかりと洗えるようになったり、髪の毛を洗うのに首が動いてしまって痛かったのが、痛みが無く髪を洗えるようになったとのこと。
日常生活に苦もなくなってきたので、1週間に1回の施術にきりかえ、プラス2回の施術を行った。
計5回の施術で、痛みはほとんど無い状態になった。
担当 コメント
寝違えや首の筋違えは、普段の姿勢の悪さや疲労の蓄積が原因で起こりやすくなってしまいます。筋肉に疲労が蓄積してしまうと血行が悪くなってしまい、筋肉が硬くなりやすくなり、伸び縮みしにくい筋肉になってしまいます。この方は、普段からよく読書をしていて、首を動かさない事が多かったようです。首が固まりやすいベースがあったように思います。デスクワークや読書などで、首をあまり動かさない方は、首を回したり、首周りのストレッチなどをよくするように心がけておくといいでしょう。
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