この方のお悩みと経過
横浜市瀬谷区在住の20代女性が、付き添いの男性に抱きかかえられて来院した。 4日前に突然腰の痛みが強くなり、軽快せず痛みがひかないためホームページをみてTRINITYカイロプラクティックに来院した。
来院時の症状
・じっとしていても腰が痛い。
・痛くて寝返りがうてない。
・腰の痛みで立てない、座れない、歩けない。
・立位で腰を曲げられない。
施術後の経過
初回はレントゲンの確認から行った。整形外科のレントゲン上、大きな構造的問題は見つからなかったが、
第5腰椎左の関節と左股関節の動きが右側より動きにくい可能性が見えた。
検査結果も同様で、右下肢に比べて、左下肢の股関節での挙上が痛みで困難であったため、
股関節の関節可動域の向上と股関節の屈曲筋の緩和施術を行った。
2回目の来院時、座位から立位への体位変換のみが非常に痛いとのことであった。
検査結果より、骨盤の左仙腸関節が動かなくなってしまっている可能性が高く、
関連する臀部の周囲筋の過緊張が見られたため緩和操作を行った。
仙腸関節に関しては体幹の不安定性が高かったため、施術を見送った。
3回目の来院時には、仕事で低いところの物を取るときに、痛みが出るとのことであった。
腰背筋の緩和操作とハムストリングの神経抑制および左仙腸関節の緩やかな操作を行った。
施術後に下の物を取る動作の確認を行ったが良好であった。
現在、メンテナンスケアを3週間に一度のペースで継続している。
担当 太田コメント
今回の主原因は、体幹の筋力不足と左股関節および左仙腸関節の可動制限が主体となっていました。
もともと4,5年以前から左股関節痛があったとのことで、そちらをかばっての動作が定着してしまった上に、
左仙腸関節の可動制限が加わり腰部にとうとう負担がきてしまった所見であると考えます。
体幹の筋力が弱い女性が股関節や骨盤などの大きな関節に問題が出ると、
他でかばうことが出来ずに痛みがひどくなることが多くあります。
レントゲンやMRI検査で問題がない場合でも他の問題で症状が出ていることが多くありますので、
ぜひ専門家である当院にお問い合わせ下さい。
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