産後の恥骨痛 30代 女性

来院までの経緯

産後18日。恥骨結合周辺にズキズキする痛みがある。横向きは痛みが強く寝れない。寝返りがうてない。痛みで一人では起き上がれない。普通に足を上げて歩けない。何をしても痛い。

来院時の症状

恥骨結合周辺は軽く触れただけで強い痛みがある。
仰向けに寝た状態で足を全く上げれない。両膝を内側へ押し合う力も全くない。足を開く方向へも動かせない。
骨盤は開き気味、閉じる方向へ圧を加えて、恥骨結合に触れると痛みは減少する。
 

施術後の経過

3回目までの施術で骨盤を支える筋肉の筋力を改善させ、体を支えられるようにした。
4回目で、出産により変形した骨盤の矯正を行った。
4回までは1回/約3日 行い、5回目は一か月後に確認のため来院していただき、状態は良好であった。

1回の施術後:ゆっくりであれば足を上げて歩行できるようになった。常にあった痛みはかなり減少した。ズキズキ感はなく重く鈍い痛みへと変わった。
2回目の施術後:普通に歩けるようになり、横向きで寝ることができるようになった。
3回目の来院時には、今までと違う所に痛みがでたとのことだったが、体のバランスが改善したことにより筋肉が今まで以上に使われるようになったための筋肉痛だったため、改善傾向にあることを説明して施術を行った。
4回目で日常生活の様々な動きで痛みはなく筋力も回復した。仙腸関節に対して矯正を行い、ストレッチやエクササイズのアドバイスを行った。
 

担当 コメント

出産時には体・骨盤が大きく変化します。出産のために骨盤の下部が広がりますが、その時に支ええる関節・靭帯・筋肉も引き伸ばされ負担が掛かります。出産後には筋肉・靭帯の支える力が低下しているので痛みが起こりやすい状態です。
歩いて恥骨痛がある場合には大股で歩かずに、小股で足を滑らすように歩くと痛みは出づらいです。また床に座ると、その状態から立ち上がる時に骨盤に負担がかかるので、座るときは椅子を利用するか、物に掴まりながら立ち上がるとよいです。楽な姿勢で横になり(寝返りも打てない場合が多いです。向きを変えたい場合には一旦起き上がり向きを変えると症状が悪化するのを防げます)無理をしないようにして、なるべく早くカイロプラクティックをご利用ください。

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