斜角筋症候群の理解とその対処法

斜角筋症候群とは、肩や腕に痛みやしびれを引き起こす可能性のある状態です。本記事では、斜角筋症候群の症状、原因、予防とケアについて詳しく解説します。

記事監修者から一言

トリニティカイロプラクティックの吉野です。私は、2万5千件以上の方にカイロプラクティックケアを行ってきました。「斜角筋症候群は、首や肩の痛み、しびれなどを引き起こす、日常生活において見過ごされがちな状態です。この状態は、姿勢や筋肉の過緊張が原因で発生することが多いため、早期の発見と適切なケアが重要です。カイロプラクティックによるアプローチは、筋肉の緊張を和らげ、痛みの軽減を図る効果的な方法の一つです。この記事では、斜角筋症候群の原因や状態、そしてカイロプラクティックによるケア法について詳しくご紹介します。」

主な資格

応用理学士(医科学)
Bachelor of Applied Science(Clinical Science) -Australia-
カイロプラクティック理学士
Bachelor of Chiropractic Science -Australia-

斜角筋症候群の概要

斜角筋症候群とは何か

斜角筋症候群は、首の筋肉である斜角筋が圧迫されることで、腕や手に痛みやしびれなどを引き起こす状態です。斜角筋は、首の側面にある3つの筋肉(前斜角筋、中斜角筋、後斜角筋)の総称で、呼吸や肩の動きに関与しています。斜角筋症候群は、これらの筋肉が何らかの原因で圧迫され、神経や血管を圧迫することで起こります。

斜角筋の解剖学

斜角筋は、首の側面にある3つの筋肉から構成されています。前斜角筋は、最も内側に位置し、鎖骨と第一肋骨に付着しています。中斜角筋は、前斜角筋の後ろに位置し、第二肋骨に付着しています。後斜角筋は、最も外側に位置し、第二肋骨に付着しています。これらの筋肉は、首の動きや呼吸を助ける役割を担っています。

症状を引き起こす仕組み

斜角筋症候群は、斜角筋が圧迫されることで、神経や血管が圧迫され、腕や手に痛みやしびれなどを引き起こします。斜角筋が圧迫される原因としては、姿勢が悪くなったり、重いものを持ち上げたり、長時間同じ姿勢を続けたりすることが挙げられます。また、首の筋肉の緊張や、肩や首の周りの筋肉の硬直も、斜角筋の圧迫に繋がることがあります。

斜角筋症候群の症状

一般的な症状

斜角筋症候群の最も一般的な症状は、腕や手に痛みやしびれです。痛みは、首や肩から腕にかけて広がる場合もあります。また、手の痺れや、指先の感覚が鈍くなることもあります。さらに、腕の動きが制限されることもあります。

症状の進行とその影響

斜角筋症候群は、時間経過とともに悪化する可能性があります。初期段階では、軽い痛みやしびれを感じる程度ですが、症状が進行すると、日常生活に支障をきたすほど強い痛みや痺れを感じるようになります。また、手の筋肉が萎縮したり、手の機能が低下したりすることもあります。

斜角筋症候群の原因

主な原因

斜角筋症候群の主な原因は、斜角筋の圧迫です。斜角筋が圧迫される原因としては、以下のものが挙げられます。

*姿勢が悪くなっている
* 重いものを持ち上げる
* 長時間同じ姿勢を続ける
* 首の筋肉の緊張
* 肩や首の周りの筋肉の硬直
*鎖骨や第一肋骨の骨折
* 腫瘍
*妊娠

リスク要因

斜角筋症候群を発症しやすくするリスク要因としては、以下のものが挙げられます。

*年齢:高齢者になるほど発症リスクが高くなります。
* 性別:女性の方が発症リスクが高いと言われています。
*職業:長時間同じ姿勢で作業をする職業の人や、重いものを持ち上げる職業の人など、斜角筋に負担がかかりやすい職業の人は発症リスクが高くなります。
*スポーツ:野球やバレーボールなど、肩や首を酷使するスポーツをしている人は発症リスクが高くなります。

生活習慣の影響

日常生活の中で、斜角筋に負担をかけるような習慣や動作は、斜角筋症候群の発症リスクを高めます。例えば、長時間同じ姿勢で座ったり、寝たり、スマホを長時間見たりすることは、首の筋肉を緊張させ、斜角筋を圧迫する原因となります。また、重い荷物を持つ際、片方の肩にばかり荷重をかけたり、猫背気味に姿勢を崩したりすることも、斜角筋に負担をかけてしまいます。

斜角筋症候群のケアと予防

一般的なケア法

カイロプラクティックのケア方法

カイロプラクティックでは、ストレッチや徒手緩和法などを行い、斜角筋の緊張を和らげ、神経や血管の圧迫を軽減します。また、正しい姿勢や動作をアドバスすることで、斜角筋への負担を減らし、再発を防ぐ効果も期待できます。

自宅でできる予防策

斜角筋症候群は、適切な予防策を行うことで発症リスクを減らすことができます。自宅でできる予防策としては、以下のものが挙げられます。

*姿勢を正す:猫背や肩を丸める姿勢は、斜角筋に負担をかけるため、姿勢を正すように心がけましょう。
*首をストレッチする:首を左右にゆっくりと回したり、前に倒したり、後ろに反らしたりするストレッチを定期的に行いましょう。
*肩をストレッチする:肩を回したり、腕を伸ばして肩甲骨を寄せたりするストレッチを定期的に行いましょう。
*重いものを持ち上げる際は、両手で持ち、腰を曲げずに持ち上げましょう。
* 長時間同じ姿勢を続けずに、こまめな休憩を挟みましょう。
*デスクワーク中は、定期的に立ち上がって体を動かすようにしましょう。
*スマホを見る際は、顔を下に向けずに、まっすぐ前を見るようにしましょう。

斜角筋症候群のまとめ

効果的な予防とケアのために

斜角筋症候群は、首の筋肉である斜角筋が圧迫されることで、腕や手に痛みやしびれなどを引き起こす状態です。姿勢が悪くなったり、重いものを持ち上げたり、長時間同じ姿勢を続けたりすることが原因となります。斜角筋症候群のケアには、ストレッチや徒手緩和法などがあります。斜角筋症候群を予防するためには、正しい姿勢を保ち、首や肩のストレッチを定期的に行うことが重要です。

症状の改善へ向けて

斜角筋症候群に悩んでいる方は、早めに専門家に評価してもらい、適切なケアを受けてください。早期にケアを開始することで、悪化を防ぎ、日常生活の質を向上させることができます。また、日常生活の中で、姿勢に気をつけたり、ストレッチをしたりすることで、斜角筋への負担を軽減し、症状の改善や再発予防に役立ちます。